-
2017-2019中期経営計画(以下、17-19中計)のKPIとして挙げているブランド価値に関して、2018年のデータでは当社ブランド価値が昨年対比で上昇しているが、株価は下落し事業利益は前年並み。この乖離をどのように考えているか。
-
17-19中計の達成を一年後ろ倒しにするとのことだが、それがさらに未達だった際には、マネジメントは株主に対してどう考えているか。また次期中計のスタートはFY2021となるのか。
-
17-19中計における非財務目標達成に向けた取り組みの中で、難易度が高いものがあれば教えてほしい。またFY2017、CO2削減目標に対する進捗は良いとのことだったが、どのような状況か。
-
ESGの観点も含め、グローバル食品企業トップ10入りの企業と当社を比較した際にどのような差があると考えるか。
-
海外における事業地域の拡大を図っているが、同時にグローバルガバナンスの難しさがあると思う。昨年、グローバルガバナンス体制の再編を実施したが(「統率するHQ」、「任される現場」)、新体制での成果、課題など教えて欲しい。
-
「取締役会の実効性評価概要」の中で、社内取締役の発言を増やすということであった。どのように活性化していこうと考えているのか。
-
アメリカにおける、MSGに対する誤解を解く活動について、手応えはどうか。
-
ベトナムの学校給食のような事例は、今どの程度広がっているのか。
-
高齢者のたんぱく質摂取量不足によるサルコペニアなどの社会問題を解決するために、「アミノエール®」以外の切り口で当社が関与できることはないか。
-
「勝ち飯®」や「アミノバイタル®」など、日本のアスリートの活躍には、当社の存在が大きいと感じている。これを日本だけでなく、世界のアスリートに向けて展開することは考えていないのか。
-
働き方改革について、具体的にどのような成果を実感しているか。また成果評価とどのようにリンクをしているのか。
-
少数株主の株式買い取りについて。仮に買い取った際、事業運営上どのような改善が見られるのか教えて欲しい。主にタイ、インドネシアなどかと思うが、どのようなオペレーションを目指すのか。
-
タイ飲料、米国冷凍食品、国内コーヒー3事業の回復、成長を懐疑的に捉えている。回復に向けた戦略や時期を教えてほしい。
-
FY2018の業績予想には発酵主原料等の価格上昇影響を82億円織り込んでいるが、その主要因であるタピオカについては予想作成段階からある程度分かっていたと思う。この様な環境における価格転嫁の考え方を教えて欲しい。
-
コスト低減の取り組みについて。低資源利用発酵は、第1世代がサトウキビやトウモロコシを原料にした発酵技術、第2世代が非可食のバイオマス、第3世代では藻を使用するとのことだが、当社はどこまで進んでいるか。
-
直近の買収企業とのシナジーは具体的にどのように表れているか。タイの缶コーヒー事業とAGF社のシナジー効果を日本で発現させる事は可能か。
-
2018年4月に開催された統合報告書トピックス説明会を受けて、当社の揺るぎないアミノ酸に関する研究・技術をマーケティング、商品へつなげる際にまだ強化余地があるのではないかと思う。現状の認識や課題について教えて欲しい。また長期的に見て、次の成長の柱を作るとしたらどの分野になるか。
-
ビッグデータ分析やAI活用などの先端的手法もある中で、マーケティングデータの収集や分析はどのような体制やシステムで行っているのか。またそれをベースとする商品開発への流れはどのようになっているのか。
-
発酵ナチュラルバニリンの進捗について教えて欲しい。
-
日本の食品事業について、付加価値化を進めて平均単価を上げるという戦略だと思うが、現時点の製品ポートフォリオは理想的なのか。例えばM&Aを実行すれば、短時間で製品ポートフォリオの入れ替えを実現出来ると思うが、どのように考えているか。
-
日本の各事業の利益率について、生産体制の集約化や物流コストの改善に着手するという事だが、少量多品種生産化をすると利益率が悪化するリスクはないか。また、冷凍食品とコーヒー事業については高くても10%程度の利益率が限界なのではないかと思うが、その様な理解で好いか。
-
これまで尖ったニーズの商品がヒットしなかった要因は何か。技術的な優位性があるが故に、マーケティング面での消費者への響かせ方が弱かったという事はないか。
-
国内冷凍食品、国内コーヒー市場で業務用市場に変化が起きているとのことだが、当社の打ち手を具体的に教えて欲しい。
-
国内コーヒー事業については、様々な市場の変化もあり、100%子会社化した当初の想定通りになっていない事も多いと思う。長期的にこの事業をどうしたいのか。過去数年、比較的小規模なM&Aを複数行っているが、買うだけでなく機動的な事業売却も必要ではないか。また、キャッシュの使い方として大型のM&Aも考えられないのか。
-
以前は多くの企業で、グループ会社ごと縦割り体制だったかと思うが、今その弊害が出てきている。当社にとって、今後も縦割りの組織を残したほうがよいのか、あるいはオール味の素として、顧客単位で一人のビジネスパーソンが担当する仕組みにした方がよいのか。
-
国内の工場再編について。製品の需要構造が思っていたイメージと異なってきた場合、それに対応できるフレキシビリティは備えているか。
-
値上げに関して、人件費、物流費など様々なコストが上昇する中、FY2018はまさに値上げのタイミングなのではないか。
-
Five Starsの足元の状況を教えて欲しい。
-
タイの自動車やトイレタリー業界の動向を見てみると、前国王崩御によるFY2017の景気低迷は既に脱しているのではないかと思うが、タイの消費環境をどの様に捉えているか。
-
タイにおいて、日本同様CVSのカウンターコーヒー事業のチャンスはあるか。
-
Rising Starsについて、17-19中計時の目標に対する進捗はどうか。タイのように軌道修正が必要な国はあるか。
-
コンシューマー食品の分野で、スペシャリティと認識していた商品のコモディティ化が進んでいると懸念している。以前、事業利益率10%以上であればスペシャリティと判断しているとの事だったが、認識に変化はないか。マーケティング、販売手法など見直す必要はないか。
-
今後、海外事業のエクスポージャーが増えていくことを前提として、事業を営む海外の国において政治リスクが高まった場合、もしくは大規模災害が発生した場合に備えてどのような対策をとっているのか。また、財務面において、キャッシュインフローにおける円貨が占める割合が減っていくことが考えられるが、長期的なAsset Liability Management政策を教えていただきたい(為替リスクヘッジ政策や海外子会社によるダイレクト資金調達の可能性を含む)。
-
FY2019以降、海外の調味料・加工食品については再び2桁成長を目指すのか。もしくは現状の1桁後半程度か。
-
タイ以外のFive Starsのトップライン成長率は1桁後半が続いているが、事業利益も同程度に成長しているのか。
-
北米のアジアンの売上高が2桁成長になっているという事だが、昨年大きく製品改定した影響もあろう。この伸び率は継続性があるのか。
-
北米の冷凍食品事業では、工場再編により工場を集約化していくと理解している。今回、サンディエゴ工場も新たに買っているが、再編はFY2018である程度終わるのか。今後の計画について教えて欲しい。