2030年 味の素グループのありたい姿

味の素グループの志(パーパス)を、従来の「アミノ酸のはたらきで食と健康の課題解決」のその先を見つめ、「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」へと進化させました。強みであるアミノサイエンス®を活かし、食と健康の課題解決だけではなく、その先にあるWell-beingへも貢献したいという思いをこの新しい志(パーパス)に込めています。

中期ASV経営へのマネジメント変革

この2030年にありたい姿を目指し、中期ASV経営においては、マネジメントの変革を実行します。これまでの精緻に数字を積み上げる中期計画策定を廃止し、長期のありたい姿を定め、経営のリーダーシップで挑戦的な「ASV指標」を掲げ、バックキャストする経営へ進化させていきます。

「ASV指標」とは、味の素グループが事業を通じて得た財務パフォーマンスを示す経済価値指標と、提供・共創したい価値に基づく社会価値指標、それらを支える無形資産強化指標から成ります。新たな価値や事業モデル変革(BMX)を追求し、ASV指標への挑戦をし続ける中期ASV経営を推進しながら、企業価値向上を目指します。
 

成長戦略

アミノサイエンス®の強みを活かし、市場の成長性が高く、社会価値の高い領域に絞ることを基本方針とし、4つの成長領域(「ヘルスケア」「フード&ウェルネス」「ICT」「グリーン」)で飛躍的成長を目指します。

構造改革から成長へのシフト

2020-2022中期経営計画では、今後の持続的な成長を実現するため、徹底的な構造改革に取組み、着実なオーガニック成長の実現や重点事業への集中、アセットライトを推進しました。2030年に向けては、重点事業の進化と成長をドライブする事業モデル変革(BMX)により、提供価値起点の4つの成長領域での成長へとシフトすることで、高収益かつユニークで強固な構造を目指します。

 

 

4つの無形資産

サステナビリティを経営の根幹に据え、人財・技術・顧客・組織の4つの無形資産の価値を高めることで、事業を通じたイノベーションを創出し、ASVを実現してまいります。

 

 

ASV指標

2020年に定めたKPIを一部継承しつつ、ROEやEBITDAマージンを加え、経済価値指標、社会価値指標、またそれらを支える無形資産強化指標により成り立つASV指標の達成に向け、従業員一人ひとりが挑戦を続けることで企業価値を継続的に向上させてまいります。

 

 

2030年に向けた財務戦略

資本コストを意識したキャッシュ・アロケーション方針による企業価値の最大化を図ります。事業のオーガニック成長を強化する成長投資・M&A等の投資を最優先した上で、持続的な株主還元強化にも積極的に取り組みます。

 

 

CEOメッセージ

 

 

今後の当社の持続的な成長にご期待ください。内容詳細はこちらをご覧ください。