グローバルな製品開発・生産・販売体制、マーケティング力、ブランド力を強みに、現地の生活者の嗜好に合うおいしさと栄養改善に貢献する製品・サービスを提供しています。
今後も主力製品をさらに強化するとともに、おいしさを追求し、減塩・減糖といった健康ニーズや調理の簡便化ニーズ等に対応し、きめ細かくソリューションを提供し続けます。

事業のはじまり・展開

<日本>

1960年代後半から日本の家庭用冷凍食品市場が急成長する一方、この時期の市販冷凍食品の品質は高くはなく、消費者からの信頼を得るには至っていませんでした。

その中で当社は調味料事業で培った技術を活かし、1972年に高品質、高級感を訴求した高価格帯の製品を発売することで事業に参入。消費者ニーズを捉え一気にトップブランドへと飛躍しました。

以後、日本における環境変化(核家族化、電子レンジの普及、大手小売りチェーンの伸長、冷凍物流網の発達など)に伴い売上を順調に拡大してきました。

90年代にはタイと中国で、現地における優良な原料を使用した特長ある製品開発やコストの優位性を活かし、海外拠点での生産を開始。海外子会社で製品を製造し日本へ輸出するという体制を整備しました。

2000年には「味の素冷凍食品㈱」として分社化をし、開発・生産・販売の一元運営を実現。

以降、安心・安全な食生活ニーズは一層高まっており、当社は原料から製品まで一貫した品質保証体制の強化に力を注いでいます。

<海外>

1970年代、日本で生産した冷凍食品のアメリカへの輸出を皮切りに、事業をスタートしました。
2000年代に入ると、アメリカでの現地生産を開始。また日本向け製品を生産していたタイからの輸出により、欧州でも販売を開始しました。
2014年には、米国でウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(現味の素フーズ・ノースアメリカ社)を買収し現地での展開強化に着手。またポーランドでJawo社との合弁会社を設立し、現地生産をスタートしました。
2017年には、フランスのラベリ・テレトル・スージェレ社(現フランス味の素冷凍食品社)を買収し、欧州でも展開強化を進めています。

近年の市場変化と打ち手

日本では、ライフスタイルの変化による生活者の簡便・時短ニーズの高まりや業務用市場での人手不足等を背景に、それらを充足・解決できる冷凍食品の市場が成長しています。当社は、餃子を始めとしたコア領域の拡大に加え、社会課題・顧客ニーズに対応した付加価値型製品の提供に取り組んでいきます。

海外では、米国と欧州で日本食人気の高まりや日式レストランの増加等により、餃子・米飯類に代表されるアジアン冷凍食品市場が急成長を続けています。その中で当社は、現地の生産基盤と販売網を活かしアジアンカテゴリーにおける圧倒的No.1を目指し事業拡大に取り組んでいます。

海外生産拠点と主要生産品目

関連リンク